#リモート映画祭『3分まで待てない!』
松竹さん主催、
参加中です。
重装備でアパートの一室に突入する警官のPOV(主観映像)。
部屋はもぬけの殻だ。
だが、ポツンと置いてあるカップラーメン。
フタの上に3分にセットされたタイマー。
「ラーメンを喰おうとしていたらしい。まだそんなに遠くには逃げていないだろう……」
警官の手がタイマーを持ち上げると、なぜかカウントダウンが始まった!!
『3分まで待てない!』 本編公開中 <5分15秒>
↓ この時に出演してもらうはずだった古米翔大さん、岡部莉子さんにリモート出演を依頼。
二人の俳優にはPOVショットに合わせて自撮りをしてもらい、その映像を小画面として合成して本編を完成させました。
カウントダウンのサスペンスなので、
制作記も応募締め切り(7/ 31)からさかのぼって書いてみましょう。
7日前 脚本完成
6日前 メインの小道具、カップラーメン・バクダン完成
5日前 二人の俳優に出演依頼、承諾を得る
4日前 メールでリモート打ち合わせ開始
3日前 リモート打ち合わせ ビデオレターを送ったりする
2日前 自宅にてPOV映像収録 俳優に送付 電話で詳しく話す 古米さんより映像到着
1日前 岡部さんより映像到着 編集作業本格化
〆切当日 編集完了 本編をアップロードしてエントリー
初めてのリモート撮影、俳優とハナシがうまく噛み合わなかったり、想定外のことが起こったりしたのですが、その度に「リモートだろうがやっぱり実写映画の撮影だ。どんと来いトラブル!」と、前向きに対応してナントカ切り抜けました(笑)。
俳優に出演を依頼する前に、ラーメン💣の小道具を完成させています。
これはつまり悪役を先に決めたということです。
火のない所に消防士は来ない。火事場の真の主役は火だ。
80年代アクションの大傑作、『コマンドー』、『ダイ・ハード』の脚本を手がけたスティーヴン・E・デ・スーザ氏の言葉です。
ヒーローが登場するために必要な悪役と悪事。
私は今作の悪役が働いた悪事、カップラーメン型バクダンにそれなり以上の説得力を持たせて具現化できたところで(6日前)、この映画の制作にGOを出しました。