モーション・ピクチャー・シューティング

MOTION PICTURE SHOOTING 自主映画制作記

Xproの動画

 

LUMIX FZ300のクリエイティブコントロールモード、【クロスプロセス】で撮った動画をまとめました。

ホワイトバランスの切り替えで4パターン、4K 撮影です。


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川崎市立 日本民家園の水車小屋にモデルになってもらいました。

私の故郷、長野県から移築されたものだそうです。

映画『2M』予告編

 


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出演 鐘ヶ江佳太

   三田るな

製作・脚本・監督 八栗広実

撮影機材 Xperia 8 SOV42(スマホ 4K撮影)

     ジンバル MOZA Mini S

 

1月に完成させた本編17分のショートSFですが、予告編で見せるところが難しいなぁと思い、制作は棚上げしておりました。

今朝、起きがけにアイデアに恵まれ、一気に作ってみました。

 

あと、

Twitterをやっています(2度目ですが)。

 

さてと。

お金がないときでも、アイデアには恵まれるときがある。

先日も昼飯を抜いて映画館に行ってたら、ネタを10本ほど思いついた。

それをカタチにできるかは行動しだい。

行動あるのみ。

 

 

CROSS PROCESS

 

クロスプロセスにハマっています。

 もう二年ほど使っているカメラ、パナソニックLUMIXFZ300

これで『金の銃 銀の銃』(4K)と『空巣狙い』(FHD)の撮影をしました。

豊富な機能をまだ使いきれていないと思っていて、クリエイティブコントロールモードというのを試しています。モノクロ、ブリーチバイパスなどの様々な画像効果を加えられます。

 

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『金の銃 銀の銃』より 湖の女神

『金の銃 銀の銃』の女神の部屋のシーンはファンタジーという効果で、さらにフォグフィルターをかけて撮影しました。

一度も触っていなかったクロスプロセスの効果をたまたま試してみたら、最近こればっかりで撮っています。

川崎市日本民家園で撮りまくってきました。

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カメラまかせのフルオート

 以下、クロスプロセスの4パターン。

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WB設定 

 

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WB設定 

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WB設定 

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WB設定 

この、ほどよさと言いますか、被写体の色味を活かしながら効果がかかる感じが気に入ってしまいました。
動画も撮ってきましたので、編集して後ほど公開します。


 

 

 

金 銀 銅

 

 今回はTOKYO2020とは関係ありません(どうなるんでしょうね……)。

 

プロップガンの工夫について、三回目。

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銃本体だけでなく、弾丸もよりリアルに。

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 リボルバーは、

シリンダーに込められた弾の先が前から見えます。

モデルガンやエアガンなどをプロップとして利用する場合、ここが本物っぽくない場合があります。

このS&Wのガスガンはカートリッジ式(薬莢にBB弾を詰めるタイプ)でしたので、こんな工夫をしました。

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ホームセンターで銅色の鋲を買ってきて、カートリッジ先端にはめ込んだだけです。

(↓通販でも扱ってますね)

足割り鋲 9mm (30pcs)
 

 三十八口径は約9mmなのでジャストフィットです。

足割り部分を軽く広げてはめ込めば、バネのようなテンションがかかり、ポロポロ外れたりもしません。

そのままシリンダーに装填できました。

モデルガン、エアガンの仕様により同じようにはめ込めない場合もありますが、鋲の頭だけでも利用できそうです。

銅でまるまる覆われた弾頭は、いわゆるフルメタルジャケットというやつですね。

アメリカなどの警察では使わないようですが、日本の警察の銃ならリアルな演出になります。

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映画『金の銃 銀の銃』 狙いを定めるSHOT

バッチリとピントが合わなければ、それらしく写るかと。

このガスガン独特の銃口の部分はリアルではなく、ピントが外れていてもわかりますね……(もう一工夫が足りませんでした)。

 

長々と書いてきました。

最後に金の銃、銀の銃のプロップガンもご紹介しましょう。

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コルト・パイソン.357 と デザートイーグル.50AE

金の銃は電動式エアガンに塗装をしたもの。

金属感を出すのに一苦労しました。一番豪華な金の斧に値するものですから、手間をかけました。

銀の銃はほとんど手間をかけていません。

このプロップはライターです(外観は某社ガスガンのコピーと思われます)。

昔、クレーンゲームの景品でゲットしたのですが、銀のメッキの光り方が気に入って、大事にしていたものです。

どちらも撮影で落としたり投げたりしてキズだらけです。

さて、

Golden Week特集という感じで記事を連投してみました。

Gun Weekになりましたね(笑)

『金の銃 銀の銃』本編、配信中ですのでよろしくお願いいたします。

dokuso.co.jp

 

予告編


www.youtube.com

 

 

鉄の斧

 

前回からの続きです。

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映画『金の銃 銀の銃』 ↑ ワルの木こりに奪われる!


 

真面目な木こりの鉄の斧、S&W M10 ミリタリー&ポリスのプロップは、マルシン工業製の古いガスガンを利用しました。

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BEFORE

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AFTER

ちょっと光の加減が違うのですが、

上の素の状態では黒いプラスチック製であることがわかりますが、

下のプロップ状態では青黒い鋼鉄製に……見えませんか?!

これは作業時間30分くらいで、表面を仕上げ直しただけです。

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マッキー&プロッキー

二本のマーカーで塗っただけです。

まず油性の青で塗り、

その上から水性の黒で塗る。

以上!でした。

油性のインクのヌメッ、ギラッとした感じが肝です。

鋼鉄に油が引いてある感じですね。

油性の青にさらに油性の黒を重ねても良いのですが……

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油性×油性

上の銃、

今年撮影した『2M』のプロップガン(こちらもS&W)ですが、ちょっと紫っぽくなっています。写真では伝わりづらいですが。

ここらへんの色味は、地のプラスチックの色、インクの色などの組み合わせで変わってくると思います。

あと、よく見るとわかりますが、塗る時は太い芯でサッサとやらないと、塗り跡が残ります。そして4K撮影だとバレますね。

最初はあまりに汚くなったので、マニキュア落とし、エナメルリムーバーで拭いてやり直しました。リボルバーの方のグリップにご注目ください。茶色のプラスチックですが、一度紙ヤスリをかけ、黒いマーカーで塗りたくり、エナメルリムーバーで落としています。ヤスリの細かいキズにだけ黒インクを残し、木目っぽくしてあります。

 

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この写真は

『射手座』2017 の時のスチールです(本編ではこんなシーンはないのですが 射手座 | シン・シネマ)。

エアガンのグロック17がプロップで、確か油性の青と油性の黒でスライド(銃の上半分)を塗った記憶があります。いい具合に街灯の光を反射しています。

ご存知、グロックは下半分が鉄じゃない、プラスチックのピストルとして有名です。いまでは鉄の地肌がほとんどない鉄砲も珍しくなくなりました。プラスチック製のオモチャのままでもリアルかもしれません。それでもこうやって一工夫すると、より本物っぽく見せることができるのではないでしょうか。

マーカー一本100円×2、お茶するくらいの時間でプロップガンを、ちょっとグレードアップです。

私がなんでこんな方法を試しているのかといえば、

それは小道具専門のスタッフがいるわけでなく、

かといって小道具を安易に使いたいわけでもなく、

ただ、撮影前の準備を進めると、どうしても小道具が後回しになってしまう……という状況ばっかりだったからです。

『金の銃 銀の銃』の時も『2M』の時もクランクイン前日にマジックで塗っていました。

私の制作体制を見直すべきかとも思いますが、この突貫小道具メークアップ方法がどなたかの、小規模の制作現場に携わる方のお役に立つかもと考えました。

もう少し、続けます。

 

 

 

狙撃拳銃 M10

 

好評配信中の『金の銃 銀の銃』https://dokuso.co.jp/introduction/371よりプロップガン、主役の銃をご紹介。

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戦後にモデルナンバー 10 がつけられ、S&W M10とも呼ばれます。


スミス&ウェッソン社の傑作リボルバー、『ミリタリー&ポリス』.38口径です。

初期のモデルは19世紀末に登場し、以後100年もの間、世界各国の警察官の相棒でありました。今だ現役のものもあるとか。

日本でも戦後に米軍から貸与、譲渡されたものがお巡りさんの腰に下がっていました。

三十八口径の代名詞と言えます。

映画『金の銃 銀の銃』は、童話「金の斧 銀の斧」をモチーフにしています。

まじめな木こりの普通の鉄の斧、それに値するまじめな警官の普通の拳銃として、このリボルバーをチョイスしました。

現在の日本の警察ではマイナーな銃となり、欧米の刑事モノでもめったに使われなくなり、かなり古くさい鉄砲だと言えますが、あえて主役の銃にしました。劇中の【神無山県警】では古くても良いものは大事に使用しているという設定です(予算不足……? 神奈川県警ではありません、念のため)。

 

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日本のお巡りさんは必ず付けているランヤード(銃把の下のコード)は適当に用意


映画『ゴッドファーザー』1972 のクライマックス では、警官に変装した殺し屋が使っていました。

アンタッチャブル』1987 ではアンディ・ガルシアのストーン捜査官が、階段から転げ落ちる乳母車を押さえながら使いました。

どちらも、拳銃を使った狙い撃ち、強烈な印象を残す名狙撃シーンです。

さらに、どちらも階段の下から上を狙って撃つのでした!

このリボルバーが特に狙撃に向いているとは思えませんが、スラリと伸びた銃身が標的に向くと絵になりますし、珍しくもない三十八口径で必殺の弾丸を放つというのがインパクトがありますね。

『金の銃 銀の銃』でも、S&Wミリタリー・ポリスで狙い撃ち、拳銃ではギリギリの距離からの狙撃をやりました。

上記二作品は大好きな映画なのですが、真似しようとしたわけではありません。

撮り終わってから、同じ銃で同じようなことをしたと気づきました。

ちゃんと意識していれば、階段の下から上を撃って、オマージュになったかもしれませんね……。

 

写真のプロップガンを用意した時、ちょっと工夫をしました。

低予算の自主映画、突貫の撮影現場に携わる方々には面白い話になるかな?

次回に続きます。