モーション・ピクチャー・シューティング

MOTION PICTURE SHOOTING 自主映画制作記

常識で非常識を

久しぶりのアメーバ、記事の更新となりました。


いろんな方のブログに元気を分けてもらっています。


さて、

ちっとも

自主映画制作日記らしくならない

当ブログ・・・


制作状況はあまりかんばしくありません。


探しているものが見つからない。

探し方が悪いのか?と疑問に思う。

で、探すことに疲れてしまう。

悪循環、

いかん!


インターネットは便利です。

中古カメラ、撮影テクニック、ロケ地情報、

自主映画を作っている方の経験談、俳優さんのプロフィールや顔写真。


ネットがあったから出会えたものもありました。

でもネットの情報は量が多すぎますね。

インターネット1年生の私は情報の捌き方にまだ慣れてないだけかもしれませんが。



最近の悪い癖ですが、

また昔話を一つ。


学生時代、廃墟を捜し歩きました。

映画のロケ地として。

そこでドンパチを撮るために。


図書館で住宅地図を目を皿のようにして見て回り、

「ココ、きっと廃屋だろう」と目星をつけて、

現地に見に行きました。


山奥まで行ってみたら米軍施設だったり、危なすぎる廃病院だったり・・・

車のなかった私はテクテクと「たぶん廃墟、きっと撮影できる」とだけ考えて

バカみたいに歩きまわっておりました。

そう、

きっと今だったら、

グーグルで航空写真を見て、「こんな山の中、歩いて行っても無駄!」

としか思わないようなトコロまで。


ある日、懲りずにまた山の中まで行ったのです。

目的地は地図上では巨大な廃屋でした。

現地にたどり着いた時、そうではないことが判明しました。

だれか人が管理しているようだったのです。

あきらめて踵を返そうかと思いながらも、

私の脚は敷地内に進みました。

やはり管理人がいました。

ある大手食品メーカーの元倉庫でした。

そしてその日はたまたま、本社の人が草刈りに来ていたのです。

話をしてみたら、

「本社に企画書を送って」と言われました。

文化事業のサポートに熱心なメーカーだったからだと思います。

撮影OKとなりました。

「どうせ壊しちゃう建物だから」、

ガラスを割ろうが、火を使おうがお構いなし。

友人の車で堂々と乗り付け、

発砲、弾着、血糊ぶちまけ、

好きなようにやらせてもらいました。

無料で。


今考えても

夢のような好条件のロケ地だったのです。


非常識なバカだったから見つけられたのだと思います。


あのころより利口になり、常識的になった私。


ある映画監督の言葉だったと記憶してます。

【映画を作るというのは、常識を知りながら非常識をやることだ】


アタマでこの言葉はわかります。

実践はムズカシー!



先月、舞台を観に行った女優さんに、

シナリオを読んでもらったうえに、お会いすることが出来ました。

自主映画に理解のある方で、出演依頼を受けていただきました。


これからやるべき事が、より具体的になりました。

力を出さなくては。

バカ力を!