MACH 3
.300 W inchester
S hort
M agnum
世界中のスナイパーも愛用、遠距離のターゲットへの命中精度と破壊力を兼ね備えたライフル弾、【.300ウィンチェスター・マグナム】。
21世紀に入ってから誕生したそのバリエーションが
.300WSMです。
御存知、“MAGNUM”とはもともと大容量の酒ビンのこと。
容積を変えず、太く短くしたボトルがショート・マグナムというタマです。
資料によれば、薬莢の形状の変更で、オリジナルよりも火薬の燃焼効率が良くなり、
命中精度が向上したとのこと。
写真のプロップは、
国内でライフル射撃を嗜んでいると思われる方からネット上で譲り受けたモノ。
.300WSMカートリッジの実物です。
火薬と雷管は入っていないダミー弾です(合法品)。
実弾は1000メートル毎秒、時速3600キロを超えるスピードで銃口から飛び出します。
音速(340メートル毎秒)の3倍に加速されて発射されるのです。
超音速の飛行物体は衝撃波を発生させます。
戦闘機は上空を通過しただけで爆音とともに地上を揺るがしますね。
映画の中でのこの衝撃波の表現といえば、
クリント・イーストウッド監督主演作『ファイヤーフォックス』 1982 が思い出されます。
あの、水柱!
一度観たら忘れられない“衝撃”。
私も超音速の衝撃波を、
是非、劇的に再現してみたい。
空間が歪むようなエネルギーの発生を。
銃口が火を吹くだけではつまらないなーと思っていたら、
実は良いアイデアに恵まれたのですが、
昨年はカメラに収めることが出来ませんでした。
8ミリ・フィルムらしいトリック撮影ですので、
やはりチャレンジしてみようと考えています。
弾丸が音速を超えて放たれる様子の表現に。
我らが与一が扇を射る為のマッハ3の矢。